須勢理比売(根の国訪問神話)
(すせりひめ/ねのくにほうもんしんわ)

 八上比売と大国主命が結婚することになり、怒った兄弟神たちは大国主命を殺そうと迫害を重ねました。
 困った大国主命は、母神と相談して須佐之男命がいる根の国に行くことにしました。
 須佐之男命がいる所にやってくると、その娘、須勢理比売がでてきました。二人は互いに目を見交わし結婚することになりました。
 須佐之男命に報告すると、須佐之男命は、大国主命に蛇や百足の室に寝させるなど試練をあたえました。
 大国主命は、須勢理比売の助けにより試練に耐え、須佐之男命の宝物の剣と弓矢と琴をもって須勢理比売と逃げました。
 黄泉比良坂までくると、追ってきた須佐之男命は「須勢理比売を正妻とし、宇迦の山の麓に宮殿を建て、葦原中国を治めよ」と言いました。
 大国主命は追ってくる兄弟神を剣と弓矢で追払い、須勢理比売を正妻として、国づくりをはじめました。

宇迦の山の麓…出雲大社の東北御崎山
黄泉比良坂…死の世界と現世との境
葦原中国…地上界



読み仮名
八上比売…やかみひめ
大国主命…おおくにぬしのみこと
須佐之男命…すさのおのみこと
根の国…ねのくに
須勢理比売…すせりひめ
室…むろ
黄泉比良坂…よもつひらさか
宇迦…うか
葦原中国…あしはらのなかつくに

出雲大社
大国主命が奉られる縁結びで有名な大社。敷地内には正妻の須勢里比売のお社もあります。旧暦10月には日本中の神様が集まり縁結びの会議がなされるという。そのため、全国の暦は10月を「神無月」といい、この出雲は「神在月」と呼ばれるのだとか。
【住所】出雲市大社町宮内
【TEL】0853−53−3100
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編集/(社)松江観光協会玉造温泉支部 監修/NPO法人 出雲学研究所 理事長 藤岡 大拙 イラスト/渡部祥子 発行/まつえ南商工会
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