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大国主命は、越国の沼河比売に求婚しようとして出かけ、姫の家に着いて、戸の外で一晩中歌をうたいました。
「遠い越国に賢く美しい姫がいるときいてやってきました。朝を告げる鳥を鳴きやませてください」。
沼河比売は中から歌いました。
「鳥を殺さないで下さい、明日の晩にはあなたを迎えましょう。あまりひどく恋いこがれなさいますな」。
こうしてふたりは結ばれました。
出雲国風土記には、二人から生まれた姫神御穂須々美命がおられることから、美保という地名となったことが記されています。
越国…北陸地方
沼河比売…糸魚川市の奴奈川神社に祭られている
美保…松江市美保関町
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読み仮名
大国主命…おおくにぬしのみこと
越国…こしのくに
沼河比売…ぬながわひめ
御穂須々美命…みほすすめのみこと
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